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ドリーム小説
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「大介ー、そろそろ暗くなってきたよ?」
 
「んー」
 
「危ないし…帰らない?」
 
「大丈夫だよ、こんな奴暗くても危ないめに遭わないでしょ」
 
「そーいう意味じゃなくてさあ」
 
 
 
 
 
 
 
大介とあたしの家でデートしてたんだけど、
…まあ、デートって言ってもただゴロゴロしてただけ。
今だって大介はあたしのベットでゴロゴロしてる。
 
気付いたら8時を回ってて、暗くなってきてる。
危ないめに遭うとかじゃなくてさあ…そ、そうじゃなくてさあ。
いや、いてくれるのは嬉しいよ?
今日は夜、あたし以外誰もいないわけだし…大介がいたら寂しくないもん。
 
 
 
「帰らなくて大丈夫なの?」
 
「帰ってほしい?」
 
「そんなわけないじゃん!」
 
「良かった、だって俺帰りたくない
 
 
 
 
キューン…
 
今、すごい、キュンとした!
だって大介いつもこーいうこと言わないし!
天然な意地悪が多いから、あたしが言わされること多いし!
すっごいキュンとした!
 
 
「どうしたの?今日」
 
「ん?」
 
「帰りたくないの?」
 
帰りたくない、まだ一緒にいたいなー」
 
「ホントに?」
 
「嘘つくわけないじゃん、俺梓紗大好きだもん」
 
 
 
はわわ…ちょっと,
どうしよう
こんなあまーい言葉、初めてもらった、どうしよう!
甘えたなのかな?
なんか大介が可愛くなってきちゃった、いつもとは違う可愛さ!
 
 
 
「ねえ梓紗」
 
「ん?」
 
「ぎゅーってしてください」
 
「え!」
 
 
 
なんか、甘えた…なのかな?
悩んでることとか、辛いことあるのかな?
 
 
ベットの上にちょこんと座って、あたしを見てる。
あたしはそっと大介を抱きしめた。
ぎゅーってして、って言われたから、ぎゅーって。
 
 
「ど?」
 
「ん、もっと」
 
「…大介?」
 
「なにー?」
 
「なんかあったら言ってね、大介が悲しいのヤだから」
 
「梓紗優しんだねえ、大丈夫だよ」
 
「そ?」
 
「うん」
 
 
あたしは頭をそっと撫でた。
大介は気持ち良さそうにして、あたしの腰に腕をまわした。
 
 
「梓紗大好き」
 
「な…」
 
「梓紗は、俺のこと、好き?」
 
「大好き」
 
「良かったー、梓紗に嫌われたら俺生きてけない」
 
「何言ってんの」
 
「だって世界で1番好きな人に嫌われたくない」
 
「だから、大好きだって、大丈夫」
 
「俺も大好きだよ」
 
「…もう言わないで、照れる…」
 
 
 
 
 
 
 
「照れてる梓紗も可愛いよ」
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
「…んっ、」
 
 
 
 
 
 
ちゅ、っと可愛いキスをされた。
顔を離す大介…へへ、と言いたそうな顔をしてる。
 
「だ、い…すけ?」
 
「油断してたな」
 
「う、うるさい!」
 
 
 
 
 
1回2人で微笑みあってから、大介がもっかいキスしてきた。
 
それからは、短い可愛いキスを何回も角度を変えて。
 
 
 
 
幸せだなーって思ってたら、ふと大介の動きが止まった。
不審に思って、俯いてる大介を覗きこむと……寝てる。
 
 
 
 
「ね、眠かったのか…」
 
「あずさー、すきー」
 
「わっ」
 
 
 
 
 
あたしの手を握りながらベットになだれ込んでた。
 
それに引っ張られてあたしも自然と横になる。
 
 
目の前には天使の寝顔の大介。
 
 
 
 
 
「大介…大好きだよ」
 
 
ちゅ、と頬にキスしてあたしも眠りにつく。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 
 
 
 
「あ、梓紗起きた?」
 
「ん…」
 
 
 
手が握られてるまま…あのまま朝になっちゃったのか。
 
「おはよっ」
 
「おはよぅ…」
 
 
 
「ねぇねぇ、昨日の俺、ど?」
 
 
 
はい?
 
「どういうこと?」
 
「梓紗に甘えてみようかなーと思って、やってみたの」
 
「な、何を」
 
「梓紗に抱きしめられたのなんて久しぶりー♪」
 
「…弱ってたんじゃなかったの?!」
 
「まっさか!俺は超ポジティブ人間だよ?」
 
 
 
 
…だ、騙された!!
あたし、本気で心配したのに酷い!
 
 
「梓紗から頬にちゅーもらっちゃったし、甘えるのもいーね♪」
 
「お、起きてたの?!」
 
「当たり前じゃーんっ」
 
 
 
 
 
 
 
大介は、やっぱり天然意地悪でした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「でも梓紗を世界1好きなのは、変わりないからね?」
 
 
 
 
 

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