ドリーム小説
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「あの…北山くん……」
「…何?」
放課後、階段踊り場、男女が2人きり…、
そして女子は恥じらいながら俺に何か言おうとしている―――、
完全告白じゃね?!
ダメダメダメダメっ!!!
俺、彼女居るし!!
知ってて言ってんのかな、この人。
しかも教室で待たせてるんだけど…、
「ずっと、ずっと前から…北山くんのコト好きでした!!」
…ヤバい。
「……ありがとう、でm【ガタンっ!!】…え?」
振り返る…長い髪がサッと消えたような気がした。
あ、梓紗だ。
「か、彼女ですよね…今の…、」
「た、たぶんな…って、知ってたのか」
「あの…ダメですか?!私じゃっ?!…北山くんの彼女になれませんか?」
「な、何を…」
「どうしても好きなんです!…ダメですか?」
「……ダメだな、俺、梓紗じゃないと……それに…、
アレを手放すつもりはないね」
そう言って俺は走り出すんだ。
愛しいお前の元へ―――…。
そして誤解を解かなきゃ、なんねーんだろうなあ…
ま、アイツも俺じゃなきゃダメだろーし、
分かってくれるっしょ。
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