ドリーム小説
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見てる。
ぜーぇったい、ずーっとこっち見てる。
授業中なのにも関わらず、隣の席の梓紗が…見てる。
そんな可愛い顔で見つめんでくれ。
俺は理性を保つので精いっぱいなんだからさ…。
........
ああ!!ダメだ、やっぱり我慢できないっ!!
「ちょっと、梓紗」
「あ、やっと見たあ、43秒もかかったよ?!」
「…そんなことしてたの、」
「うん、てか、絶対わざと気付かないふりしてたでしょ」
「気付かないふりはしてないけど…まぁ、気付いてたけど」
「ひっでーえ」
「うっせえ、一応授業中だぞ」
そう言って俺はまた黒板の文字に視線を戻した。
なーんかまだ見てる気ぃする…。
「ねえ…こっち見ないでくれる?」
「えー、なんで」
「逆に何でそんなに見るんだよ」
「だって、太輔の横顔カッコいいんだもん」
「ばっか、授業中だってば!!」
授業中なのに、コイツは言いたい放題だ…全く。
俺はもうかまってやんない、と決めて前を向く。
「正面の方がカッコいいんだけどなあー…?」
やっぱり弱いな、俺はこの声に。
「あとでいっぱい見してやっから…今は、我慢して?」
うんっ、と嬉しそうに声をあげる、
あー、後で俺どうなっちゃうんだろう…、
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