ドリーム小説
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「ねぇ、健人知らないー?」
「えっ…っとー?」
「何だよそれ、知ってるってことでしょっ」
「知ってるっちゃー、知ってるけど…」
「えー、じゃあ教えてよっ!一緒帰る約束してるんだけどっ」
「傷つかないでね?」
「…え?」
ありえないありえないありえないありえない!!!!
何それ!
…浮気ってこと?!
アタシの彼氏、健人は何やら女の子と2人で屋上にいるらしい。
しかも、今日だって誘ってきたの健人だし!!
…もう…これで終わりなんてヤダよ?
屋上への階段。
もし、ここで屋上に入っていって、
健人と気まずくなって、
ごめん…なんて言われたらどうしたらいいんだろう。
そう考えたら、登れなくなった。
「健人…、」
「あ、梓紗?!」
「け、健人」
「ごめん!!」
あ、…そう、
隣にいたのは、隣のクラスの美少女さん。
もう終わったのか、
ほんとに…
ごめん、て言われちゃうとはな…
「俺から誘っといて、待たせてごめんな?!
今行くから!!」
「ちょ、ちょっと待って!!」
「ん?」
「あの…なんで、2人で屋上…に?」
自分でも驚いた。
まさか自分から探りに入ろうとするなんて、
思ってもみなかった。
…それほど、健人が好きなんだと思う。
「2人で…なに、してたの?」
涙が、目に溜まってくのが分かった。
やばい、アタシ今…すっごいうざい女だ。
「ご、誤解だって!!」
「…え?」
「あーもう、これ言わなきゃダメじゃんっ」
何?
言わなきゃダメって…あたしに何か隠してたってこと?
「来週、誕生日でしょ!」
「あ、そっか」
「だから梓紗がどんな物欲しいのか、リサーチ!!…してたの」
「え」
「もー驚かそうと思ってたのに…
でも、俺も悪いか…2人で屋上なんておかしーもんな」
「んもー…健人ぉ…ほんとびっくりしたよー…」
言い訳でしょっ!!
…って疑うこともできた。
だけど、真っ先に健人の優しさが身にしみて、
そんなこと思う余裕は一瞬もなかった。
何より、健人が嘘をついてるようになんて、
全然見えなかったし、見ようともしなかったから。
「ほんとに、何もないんだよね…?」
「だから、誤解だってば」
「うん、じゃ健人信じる」
「んじゃー、お詫びといってはなんですが、」
そっとキスがおちる
「うっわ、ちょっと!ここ学校!!」
「いーじゃんっ、誰もいないしー」
「いないったって」
「何かキスしないと、梓紗は疑いが消えない気がしたしー?」
「ちゃんと信じてますよ、もう!!」
そのあと、ちゃんと友達にも誤解を報告し、
以前より、更に仲良くなりましたっ
「はい、プレゼントっ」
「ん?」
「梓紗の誕生日は休日!!…とゆーことで、
1日俺を自由に使っていいよとゆープレゼントですー!!」
「んじゃ、ずっと一緒いよ?」
「それ、今日限り?」
「…でもいーの?」
「やだっ」
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