ドリーム小説
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良「あ、梓紗ぁ…」
『もぉ…良亮そんなに泣かないでってばぁ』
良「のんとぴぃも…何で一気に卒業なんだよぉー」
佑「うっせぇなぁ、しょうがねぇーだろって」
祐「とりあえず泣くな笑」
『もーっ、佑馬だって泣き目なってんじゃぁんっ!!』
佑「はぁ!?なってな……くねぇーか笑」
祐「おい、もらい泣きすっから泣くなってマヂでぇ!」
そう言ってアタシ、佑馬、祐樹は良亮を残して中学校を卒業した。
その時見たみんなの泣き顔は一生忘れられないものになるんだと思う。
Childhood friend love? 01
祐「あずさぁー」
『はぁーい、待ってぇ』
佑「俺らさぁ…中学ン時と変わってないな」
良「登校することだけだったらね…みんな制服違うし…
学校行ったら俺は誰1人いねぇんだぞ?!」
佑「俺だっていねぇし!!」
良「その分いーよねっ、のんは」
佑「梓紗が教室に!!いるからねぇ…??」
良「ホントは付き合ってんじゃないのー?」
祐「お前ら…冗談もほどほどにしろよ…?」
アタシ達は4人、小さい頃から家族ぐるみで付き合わされた仲。
初めて出会った時の記憶すらのない程。
それでも、なんでも良亮だけが1人、1つ年下で、取り残されることが多かったと思う。
……現に今そーだしね…。
家も近くて、小学校1年生から4人で登校してる。
今はアタシと祐樹が咲王高校、佑馬が真崎高校、良亮が赤川中学校。
アタシと祐樹が同じクラスなんて…想像もしてなかったけどね。
『ごめんーっ、佑馬、学校間に合う?!』
佑「残念ながらこれくらい余裕ですっ、いつもより3分も早ぇからね」
祐「ははっ、その言い方っ!!超癪に障る!!」
良「俺さぁ…今日日直なんだよねぇー…」
祐「は、早く言えよっ!!」
『は、早く言ってよ!!』
こうして毎日同じように生活が続いて行くと思ってた…。
だけど、そう簡単には、いかないんだね。
アタシは思い知らされた。
『ったくさぁー、参ったよねぇ良亮。
いっつもギリギリでそーいうコト言うじゃんっ?!しっかりしろーって笑』
祐「ねぇ、やっぱり梓紗さぁはっしのコト抜け切れてないんじゃない??」
『は、はぁ?!何言ってんの』
アタシは中学校の時、良亮が好きだった。
2年生になった頃から3年生の途中まで。
卒業する時には小学校の頃と同じような気持ちに戻ってた。
アタシは良亮を好きだったとき、祐樹を相談相手にしてた。
『今は良亮のコト、幼馴染の好きとしか思ってないからっ!!
結構前に言わなかったっけ?【やっぱりアタシの良亮を好きな気持ちは恋愛じゃない】って』
祐「言われたよ。でも嘘つくことだってできるじゃんっ」
『アタシは祐樹に嘘ついたって言いたいのかー?』
祐「そーじゃないよ、ま、梓紗が違うってんなら俺はそう思うけどっ!!」
『だからそーなのっ』
…いつからだろう。
アタシが祐樹を好きなのは。
これは幼馴染の兄弟感覚での好きじゃない筈。
だって、良亮の時と全然違うから。
でも佑馬にも良亮にも相談なんて、できなかった。
多分、祐樹に相談できたのは自分でもこの気持ちは、
恋愛じゃないってどこかで気付いてたからだ。
でも今のアタシはどう?
きっとこの気持ちを打ち明けたら今のままじゃいられなくなる。
毎日が同じように繰り返されなくなる。
今が1番楽しい、そう思うから……余計言えなくなるんだよ。
祐「あそ。じゃぁ後で【やっぱり好きみたーい、協力して】なんて言われたって
ぜってぇ協力なんてしねぇかんな!!」
『絶対ありえませんーっ』
祐「ふーん笑」
アタシばっかりイジメられて、少し腹が立った。
そんな口角を片方だけ上げて笑う祐樹もカッコよくて、
こっちがちょっと意地悪をしてやりたくなった。
『そーゆう祐樹はどーなんだよぅ』
祐「…俺?!なんで俺に振るんだよ、そこで」
『その顔は好きな人いるってコト?!』
祐「なんですぐそーなる…」
『んじゃ、いないの?!』
祐「え、と…そーいう訳じゃなくなるかもだけど」
ずん、とアタシの身体に突き刺さった。
祐樹はアタシの知らないところで誰かと付き合ったり、
誰かを好きになるなんて想像もしていなかったから、重かった。
別に、自分が自意識過剰とかじゃなくて…家族のような存在だったから…。
でもこの気持ちは家族じゃない。
それを自覚してるアタシには相当な重さがのしかかった。
『だ、誰?!』
祐「なんでお前に言わなきゃいけないんだよっ」
『いーじゃん、アタシだって良亮の時打ち明けたじゃんっ』
祐「それとは別だろーが」
『同じーっ!!』
祐「ちげーよっ!!」
『…教えてくれたっていいじゃん、協力するよ?』
バカ。
協力なんてできるはずないのに。
祐樹が好きな子を見てトロンとなってる目なんか見れるはずもない。
それなのにアタシはすぐに勝手に口走る。
それで後になって後悔するんだ。
自分でもよーっく分かってるよ。
祐「まぢでー…?」
『う、うんっ!!できることならね』
祐「あー…ほんっと言いたくないんだけど…言えばいいの?」
『うんっ』
祐「B組の…佐倉さん」
『う、うわっ、めっちゃ可愛い子選ぶねぇ祐樹も!!
やっぱり男子はかっわいーい子が好きなんだよねぇ…』
祐「うせぇ!」
聞きたくなかった。
『もぉ…良亮そんなに泣かないでってばぁ』
良「のんとぴぃも…何で一気に卒業なんだよぉー」
佑「うっせぇなぁ、しょうがねぇーだろって」
祐「とりあえず泣くな笑」
『もーっ、佑馬だって泣き目なってんじゃぁんっ!!』
佑「はぁ!?なってな……くねぇーか笑」
祐「おい、もらい泣きすっから泣くなってマヂでぇ!」
そう言ってアタシ、佑馬、祐樹は良亮を残して中学校を卒業した。
その時見たみんなの泣き顔は一生忘れられないものになるんだと思う。
Childhood friend love? 01
祐「あずさぁー」
『はぁーい、待ってぇ』
佑「俺らさぁ…中学ン時と変わってないな」
良「登校することだけだったらね…みんな制服違うし…
学校行ったら俺は誰1人いねぇんだぞ?!」
佑「俺だっていねぇし!!」
良「その分いーよねっ、のんは」
佑「梓紗が教室に!!いるからねぇ…??」
良「ホントは付き合ってんじゃないのー?」
祐「お前ら…冗談もほどほどにしろよ…?」
アタシ達は4人、小さい頃から家族ぐるみで付き合わされた仲。
初めて出会った時の記憶すらのない程。
それでも、なんでも良亮だけが1人、1つ年下で、取り残されることが多かったと思う。
……現に今そーだしね…。
家も近くて、小学校1年生から4人で登校してる。
今はアタシと祐樹が咲王高校、佑馬が真崎高校、良亮が赤川中学校。
アタシと祐樹が同じクラスなんて…想像もしてなかったけどね。
『ごめんーっ、佑馬、学校間に合う?!』
佑「残念ながらこれくらい余裕ですっ、いつもより3分も早ぇからね」
祐「ははっ、その言い方っ!!超癪に障る!!」
良「俺さぁ…今日日直なんだよねぇー…」
祐「は、早く言えよっ!!」
『は、早く言ってよ!!』
こうして毎日同じように生活が続いて行くと思ってた…。
だけど、そう簡単には、いかないんだね。
アタシは思い知らされた。
『ったくさぁー、参ったよねぇ良亮。
いっつもギリギリでそーいうコト言うじゃんっ?!しっかりしろーって笑』
祐「ねぇ、やっぱり梓紗さぁはっしのコト抜け切れてないんじゃない??」
『は、はぁ?!何言ってんの』
アタシは中学校の時、良亮が好きだった。
2年生になった頃から3年生の途中まで。
卒業する時には小学校の頃と同じような気持ちに戻ってた。
アタシは良亮を好きだったとき、祐樹を相談相手にしてた。
『今は良亮のコト、幼馴染の好きとしか思ってないからっ!!
結構前に言わなかったっけ?【やっぱりアタシの良亮を好きな気持ちは恋愛じゃない】って』
祐「言われたよ。でも嘘つくことだってできるじゃんっ」
『アタシは祐樹に嘘ついたって言いたいのかー?』
祐「そーじゃないよ、ま、梓紗が違うってんなら俺はそう思うけどっ!!」
『だからそーなのっ』
…いつからだろう。
アタシが祐樹を好きなのは。
これは幼馴染の兄弟感覚での好きじゃない筈。
だって、良亮の時と全然違うから。
でも佑馬にも良亮にも相談なんて、できなかった。
多分、祐樹に相談できたのは自分でもこの気持ちは、
恋愛じゃないってどこかで気付いてたからだ。
でも今のアタシはどう?
きっとこの気持ちを打ち明けたら今のままじゃいられなくなる。
毎日が同じように繰り返されなくなる。
今が1番楽しい、そう思うから……余計言えなくなるんだよ。
祐「あそ。じゃぁ後で【やっぱり好きみたーい、協力して】なんて言われたって
ぜってぇ協力なんてしねぇかんな!!」
『絶対ありえませんーっ』
祐「ふーん笑」
アタシばっかりイジメられて、少し腹が立った。
そんな口角を片方だけ上げて笑う祐樹もカッコよくて、
こっちがちょっと意地悪をしてやりたくなった。
『そーゆう祐樹はどーなんだよぅ』
祐「…俺?!なんで俺に振るんだよ、そこで」
『その顔は好きな人いるってコト?!』
祐「なんですぐそーなる…」
『んじゃ、いないの?!』
祐「え、と…そーいう訳じゃなくなるかもだけど」
ずん、とアタシの身体に突き刺さった。
祐樹はアタシの知らないところで誰かと付き合ったり、
誰かを好きになるなんて想像もしていなかったから、重かった。
別に、自分が自意識過剰とかじゃなくて…家族のような存在だったから…。
でもこの気持ちは家族じゃない。
それを自覚してるアタシには相当な重さがのしかかった。
『だ、誰?!』
祐「なんでお前に言わなきゃいけないんだよっ」
『いーじゃん、アタシだって良亮の時打ち明けたじゃんっ』
祐「それとは別だろーが」
『同じーっ!!』
祐「ちげーよっ!!」
『…教えてくれたっていいじゃん、協力するよ?』
バカ。
協力なんてできるはずないのに。
祐樹が好きな子を見てトロンとなってる目なんか見れるはずもない。
それなのにアタシはすぐに勝手に口走る。
それで後になって後悔するんだ。
自分でもよーっく分かってるよ。
祐「まぢでー…?」
『う、うんっ!!できることならね』
祐「あー…ほんっと言いたくないんだけど…言えばいいの?」
『うんっ』
祐「B組の…佐倉さん」
『う、うわっ、めっちゃ可愛い子選ぶねぇ祐樹も!!
やっぱり男子はかっわいーい子が好きなんだよねぇ…』
祐「うせぇ!」
聞きたくなかった。
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