ドリーム小説
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「ねえ祐樹」
「はい?」
今、友達のカップルと6人で合同デート中。
いつもはこんなコトして遊んでても、
女子達は女子で話してて、彼氏と話す…なんてことは少ないのに…、
何故、話しかけてきた?
「な、なんでしょうか」
「ほらねー?」
そう言ってまた女子達と話し始めた。
何か俺の噂でもしてんのか?
「ちょ、おい、何?」
「べっつにー…ね?」
「冗談だと思ってたけど、ホントだとはねえ」
「そういえば聞いたことなかったな、うん」
女子達が口ぐちに言いだした。
「あ、分かったかも」
「はあ?」
俺の隣の奴もポツリと言った。
「やっぱり?俺も分かったと思う」
そう言って2人は俺から離れ、何か話し合った。
そして「だよなーっ!!」と大声を出していた。
「何なの、全然分かんない」
「梓紗って呼んでみ?」
………は?
「な、なんで」
「やっぱり俺もそれだと思った」
「野澤ってめっちゃ名前で呼ばねーよな」
「は、何ゆってんの、呼んでんじゃん」
「んじゃ、呼んでみろよー」
「あ、あず、あ」
よ、呼べない…。
「あず、あ…あ」
何で呼べないんだよっ!!
「じゃあ…これは言えるべ」
そう言って1人が俺の耳元でコソっと呟いた。
俺はその言葉を聞いた時、血の気が引いた。
「無理無理っ!!それは無理ッ!」
「はー?なんでえ?」
「言えるわけないっしょ、んなの」
「恥ずかしいんだ?」
「う、うるせえ!!」
まあどうせ後で言わされるんだろうなあ…
梓紗、愛してる
真っ赤になって口を覆う、梓紗の嬉しそうな顔が浮かんだ。
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