ドリーム小説
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Can I love? *one* ~main side~
『えっ!!裕翔何組??』
「えっとぉー…4組あ、梓紗も4組じゃんっ」
『マヂで…やっぱ見間違いじゃなかった…』
「何その言い方!!別に同じでもいいじゃんよ」
『まぁ…別にいいけどね。新記録出そうか!!!』
「何言ってんだか」
そう言って始まった中学校生活。
アタシと裕翔は小学校の6年間同じクラスだった。
そして、家も比較的近いし、親同士も結構話す仲。
部活はお互い所属していなく登校も下校も一緒だった。
『あ、中学から涼介こっちに来るらしいよ』
「え!?何それ、俺聞いてないし!!!」
『涼介の話だと、知念クンも来るみたい。2人揃って転校だって』
「え?!ちぃもなの?!全然そんなの聞いてないしっ!」
『あ、もしかして裕翔を驚かせようとしてたのかも…うわー、だとしたらマヂごめん』
「いや、もう今の時点でビックリしまくりだから」
涼介とは裕翔の紹介で5年生の夏に知り合った。
それからは涼介ともよく遊んだりするようになったけど、
知念クンとは逢ったことも話したこともなし。
裕翔や涼介からどれだけ知念クンが可愛いかは散々教え込まれてるんだけどね。
「となれば、2人もクラスも探そうよ!!!」
『えーっと、あ、涼介。涼介は…5組だ』
「え?ちぃも5組じゃんっ!!」
『あ、ホントだ』
「あ、あれ裕翔じゃない??」
「ってコトは隣の子は噂の梓紗ちゃん??」
「…誰が噂してんの、裕翔―――!!!!梓紗―――!!!!」
『ねぇ、今裕翔って呼ばれてなかった??』
「え?誰に??」
『涼介っぽい声だったけど…どうだろ』
「実は俺もそう思うんだ」
『…あ、涼介…と知念クン!!!』
「ホントだ!!!」
「ヤマちゃぁんっ!!!ちぃ――っ!!!」
アタシと裕翔は2人に大きく手を振る。
涼介と知念クンはアタシらの方に走ってくる。
「おはよう、梓紗、裕翔!!!」
『おはよう、涼介…と知念クン!!』
「おはよう、梓紗ちゃん!!裕翔くん!!!」
「2人ともおはようー」
アタシは初めて知念クンと会話した。
テレビで見てるとおりすっごく可愛くて思わず見とれそうだった。
初めて話す相手なのに、裕翔や涼介と同じ笑顔をしてくれて…。
もう、なんて可愛いんだっ
「あ、俺たちのクラスどうだった??」
「そういえばそうだねっ!!裕翔クンと梓紗ちゃんは何組だった??」
『アタシらは同じ4組ー♪』
「で、さっき見たんだけど山ちゃんとちぃは5組だったよ」
「えー、どっちとも同じじゃねぇのかよー」
『ふふふ、残念でしたー。アタシと裕翔は7年目だからっ』
「うそ、そうなの?!すごいねー!!!」
その後はすぐに教室へと向かった。
涼介達と話してて気付かなかったけど、女子の中で1番仲のよい紗絵も同じクラスだった。
紗絵と裕翔もここ3年くらい同じクラスなので一応仲はいい方だと思う。
「お!!今日は遅くなーい??いっつも仲良しなお2人さんっ♪」
「別に仲イイってわけじゃないけどね…」
『はっ!!そうだったんだ、仲がいいわけじゃないんだ…』
「酷い!いつも一緒に登校してるのに仲良くないだなんて…!!!」
「うるっせぇーなぁー…つか紗絵も一緒なんだ、へぇ~…」
『ね、アタシもさっき知ったけど…』
「うわ、2人して酷い!なんなのこの子達!!」
「あ、そういえば今年から山ちゃんとちぃも来るんだって」
「え?!何?!何それ?!知念クン来るの?!つかもういるの?!」
紗絵は根っからの知念クンファンで、知念クンファンといったら紗絵っていう
名が通ってるくらい有名。
つかもう、ジュニアが大好きらしいんだけどね。
知念クンとはっしぃが特に大好きみたい。
まぁ…はっしーのカッコ良さはアタシも…わかる…。
実は、はっしぃとも少しだけ話したコトはあるんだけどね。
前、裕翔の家に用事があって行ったらはっしーが遊びに来てて、
【え?アレってはっしー?…すいません、橋本クン??】
【うん、今遊んでるの】
【えっと…こんちわ、あのー梓紗です。裕翔の…幼馴染、みたいな】
【へぇ、梓紗ちゃんってこんな子だったんだぁ!!!たまに裕翔から話し聞いてた♪】
【え?!裕翔何しゃべったの?!】
【別にー】
【…じゃぁ、アタシはこれで】
【え?梓紗ちゃん、もう帰るの??】
【あ、うん。買い物行く途中だったし。それじゃぁ、ね】
会話終了。
今思えばあんな買い物いつでもできたのに…。
突然のはっしーに頭が追いつけず、いつもの態度で帰ってきちゃったという…ね。
テレビとか雑誌で見てたはっしーよりずっとカッコ良かったのを覚えてる。
まぁ…これは紗絵に言ったら怒られるだろうから言ってないけど。
『あ、裕翔?』
「何?」
『今日は仕事あるの??』
「はははー…ないない!!!最近は少クラとかYa-Ya-yahの撮影ばっかりだから!!!
しかも出てんの学生ばっかだから、休日にやるしね』
『ふーん…そっかぁ…』
「ねぇ!!はっしーは?!はっしーはYa-Ya-yah出る?!」
「えーわかんないよ。でもJ.J.も出るっぽいから多分出るんじゃない?」
「やった!!ホント、はっしーカッコいいよw」
「まぁ俺も認める…つか、梓紗前話したよね。はっしーと」
『う、わ!!何?何で今それ言うの?!』
「はっしーと話した?!何の話?!」
「前ね、俺がはっしーと遊んでる時に梓紗が来て、ちょっとだけ話してったんだよね」
『…今まで隠しててごめん…紗絵、怒ると思って…』
はぁ…今この時にバレるとは…。
裕翔も何でそこに話もってくんだよー!!!
でも、もっと後になってからバレるのよりは良かったかな…。
「でかした梓紗!!!」
…え?
「だって、何かつながって私んトコまで来るかもじゃんっ!!!
裕翔もはっしー来てるなら言ってよねーっ♪」
『うん、ごめん。はっしーって今度いつ来るの??』
「うー…ん、どうだろ。最近はあんまり会ってないし…メールも来ないから…
よくわかんないなー…今度一緒に遊んでみる??はっしーがいいって言ったらだけど」
『え?!いいの!!?いいなら遊んでみたい!!』
「梓紗何言ってんの!!はっしーはアタシがカッコいいって言ってるんだから!!
私もぜひ参加させて下さい♡」
「うん、今度ねー」
―――――5組
「へぇ…あの子が梓紗ちゃんっていうんだぁ…」
「…うん、そうだけど…何その興味深そうな感想」
「だって、興味あるもーん♪あんな可愛い子だもん、さすがの山ちゃんも好きになるよねーっ?」
「はぁ?!俺1回も好きだなんて言ってないし!どうした、ちぃ?!」
「裕翔クンからも色々聞いてたりしてたんだけどね、あんな可愛い子だとは思わなかったよ」
「何それ、狙ってる?!」
「別にー狙ってるわけじゃないけどねっ!!ちょっと面白いなーって♡」
俺はその時に見たちぃの笑顔がいつもより何千倍も輝いて見えた。
しかし、俺が梓紗を好きというのは本当。
これは裕翔にもちぃにも、当然ながら梓紗にも言ってはいない。
梓紗は全然俺の気持ちとか知らなそうだし。
むしろちぃに気付かれる俺ってどうなんだよ…。
ちぃに全力否定しちゃったけど…言ってれば協力してくれたかなぁ??
まぁ、この子も何考えてるかわかんないし、まぁいっか。
「ねぇ、山ちゃん。僕は!!!!狙ってないからね??」
「…はい??」
~*END*
「えっとぉー…4組あ、梓紗も4組じゃんっ」
『マヂで…やっぱ見間違いじゃなかった…』
「何その言い方!!別に同じでもいいじゃんよ」
『まぁ…別にいいけどね。新記録出そうか!!!』
「何言ってんだか」
そう言って始まった中学校生活。
アタシと裕翔は小学校の6年間同じクラスだった。
そして、家も比較的近いし、親同士も結構話す仲。
部活はお互い所属していなく登校も下校も一緒だった。
『あ、中学から涼介こっちに来るらしいよ』
「え!?何それ、俺聞いてないし!!!」
『涼介の話だと、知念クンも来るみたい。2人揃って転校だって』
「え?!ちぃもなの?!全然そんなの聞いてないしっ!」
『あ、もしかして裕翔を驚かせようとしてたのかも…うわー、だとしたらマヂごめん』
「いや、もう今の時点でビックリしまくりだから」
涼介とは裕翔の紹介で5年生の夏に知り合った。
それからは涼介ともよく遊んだりするようになったけど、
知念クンとは逢ったことも話したこともなし。
裕翔や涼介からどれだけ知念クンが可愛いかは散々教え込まれてるんだけどね。
「となれば、2人もクラスも探そうよ!!!」
『えーっと、あ、涼介。涼介は…5組だ』
「え?ちぃも5組じゃんっ!!」
『あ、ホントだ』
「あ、あれ裕翔じゃない??」
「ってコトは隣の子は噂の梓紗ちゃん??」
「…誰が噂してんの、裕翔―――!!!!梓紗―――!!!!」
『ねぇ、今裕翔って呼ばれてなかった??』
「え?誰に??」
『涼介っぽい声だったけど…どうだろ』
「実は俺もそう思うんだ」
『…あ、涼介…と知念クン!!!』
「ホントだ!!!」
「ヤマちゃぁんっ!!!ちぃ――っ!!!」
アタシと裕翔は2人に大きく手を振る。
涼介と知念クンはアタシらの方に走ってくる。
「おはよう、梓紗、裕翔!!!」
『おはよう、涼介…と知念クン!!』
「おはよう、梓紗ちゃん!!裕翔くん!!!」
「2人ともおはようー」
アタシは初めて知念クンと会話した。
テレビで見てるとおりすっごく可愛くて思わず見とれそうだった。
初めて話す相手なのに、裕翔や涼介と同じ笑顔をしてくれて…。
もう、なんて可愛いんだっ
「あ、俺たちのクラスどうだった??」
「そういえばそうだねっ!!裕翔クンと梓紗ちゃんは何組だった??」
『アタシらは同じ4組ー♪』
「で、さっき見たんだけど山ちゃんとちぃは5組だったよ」
「えー、どっちとも同じじゃねぇのかよー」
『ふふふ、残念でしたー。アタシと裕翔は7年目だからっ』
「うそ、そうなの?!すごいねー!!!」
その後はすぐに教室へと向かった。
涼介達と話してて気付かなかったけど、女子の中で1番仲のよい紗絵も同じクラスだった。
紗絵と裕翔もここ3年くらい同じクラスなので一応仲はいい方だと思う。
「お!!今日は遅くなーい??いっつも仲良しなお2人さんっ♪」
「別に仲イイってわけじゃないけどね…」
『はっ!!そうだったんだ、仲がいいわけじゃないんだ…』
「酷い!いつも一緒に登校してるのに仲良くないだなんて…!!!」
「うるっせぇーなぁー…つか紗絵も一緒なんだ、へぇ~…」
『ね、アタシもさっき知ったけど…』
「うわ、2人して酷い!なんなのこの子達!!」
「あ、そういえば今年から山ちゃんとちぃも来るんだって」
「え?!何?!何それ?!知念クン来るの?!つかもういるの?!」
紗絵は根っからの知念クンファンで、知念クンファンといったら紗絵っていう
名が通ってるくらい有名。
つかもう、ジュニアが大好きらしいんだけどね。
知念クンとはっしぃが特に大好きみたい。
まぁ…はっしーのカッコ良さはアタシも…わかる…。
実は、はっしぃとも少しだけ話したコトはあるんだけどね。
前、裕翔の家に用事があって行ったらはっしーが遊びに来てて、
【え?アレってはっしー?…すいません、橋本クン??】
【うん、今遊んでるの】
【えっと…こんちわ、あのー梓紗です。裕翔の…幼馴染、みたいな】
【へぇ、梓紗ちゃんってこんな子だったんだぁ!!!たまに裕翔から話し聞いてた♪】
【え?!裕翔何しゃべったの?!】
【別にー】
【…じゃぁ、アタシはこれで】
【え?梓紗ちゃん、もう帰るの??】
【あ、うん。買い物行く途中だったし。それじゃぁ、ね】
会話終了。
今思えばあんな買い物いつでもできたのに…。
突然のはっしーに頭が追いつけず、いつもの態度で帰ってきちゃったという…ね。
テレビとか雑誌で見てたはっしーよりずっとカッコ良かったのを覚えてる。
まぁ…これは紗絵に言ったら怒られるだろうから言ってないけど。
『あ、裕翔?』
「何?」
『今日は仕事あるの??』
「はははー…ないない!!!最近は少クラとかYa-Ya-yahの撮影ばっかりだから!!!
しかも出てんの学生ばっかだから、休日にやるしね』
『ふーん…そっかぁ…』
「ねぇ!!はっしーは?!はっしーはYa-Ya-yah出る?!」
「えーわかんないよ。でもJ.J.も出るっぽいから多分出るんじゃない?」
「やった!!ホント、はっしーカッコいいよw」
「まぁ俺も認める…つか、梓紗前話したよね。はっしーと」
『う、わ!!何?何で今それ言うの?!』
「はっしーと話した?!何の話?!」
「前ね、俺がはっしーと遊んでる時に梓紗が来て、ちょっとだけ話してったんだよね」
『…今まで隠しててごめん…紗絵、怒ると思って…』
はぁ…今この時にバレるとは…。
裕翔も何でそこに話もってくんだよー!!!
でも、もっと後になってからバレるのよりは良かったかな…。
「でかした梓紗!!!」
…え?
「だって、何かつながって私んトコまで来るかもじゃんっ!!!
裕翔もはっしー来てるなら言ってよねーっ♪」
『うん、ごめん。はっしーって今度いつ来るの??』
「うー…ん、どうだろ。最近はあんまり会ってないし…メールも来ないから…
よくわかんないなー…今度一緒に遊んでみる??はっしーがいいって言ったらだけど」
『え?!いいの!!?いいなら遊んでみたい!!』
「梓紗何言ってんの!!はっしーはアタシがカッコいいって言ってるんだから!!
私もぜひ参加させて下さい♡」
「うん、今度ねー」
―――――5組
「へぇ…あの子が梓紗ちゃんっていうんだぁ…」
「…うん、そうだけど…何その興味深そうな感想」
「だって、興味あるもーん♪あんな可愛い子だもん、さすがの山ちゃんも好きになるよねーっ?」
「はぁ?!俺1回も好きだなんて言ってないし!どうした、ちぃ?!」
「裕翔クンからも色々聞いてたりしてたんだけどね、あんな可愛い子だとは思わなかったよ」
「何それ、狙ってる?!」
「別にー狙ってるわけじゃないけどねっ!!ちょっと面白いなーって♡」
俺はその時に見たちぃの笑顔がいつもより何千倍も輝いて見えた。
しかし、俺が梓紗を好きというのは本当。
これは裕翔にもちぃにも、当然ながら梓紗にも言ってはいない。
梓紗は全然俺の気持ちとか知らなそうだし。
むしろちぃに気付かれる俺ってどうなんだよ…。
ちぃに全力否定しちゃったけど…言ってれば協力してくれたかなぁ??
まぁ、この子も何考えてるかわかんないし、まぁいっか。
「ねぇ、山ちゃん。僕は!!!!狙ってないからね??」
「…はい??」
~*END*
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