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ドリーム小説
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「ちょ、アレ…梓紗だよな?」
 
 
 
野澤と遊びに来ている。
 
今はいつものファーストフード店で、外の見える位置に座っている。
 
 
 
 
 
「…隣、誰」
 
「知らねーよ、」
 
 
 
梓紗には男の兄弟はいないはずだ…。
 
 
 
俺は咄嗟になって店を出た。
 
「ちょ、真田?!」
 
 
野澤が呼び止めていたけど、俺は梓紗の元へ。
 
「梓紗!!」
 
「ゆ、佑馬?!」
 
「…ごめん、俺…その人知らないんだけど…、」
 
 
 
「あ、この人?いとこなの!!…田舎から最近上京したらしくってー…
 
 
 
 
 …て、佑馬どうした?」
 
梓紗は切ない笑顔を浮かべた。
 
 
 
 
 
 
 
「良かった…」
 
 
自分の声にビックリして目が覚めた。
 
周りには誰もいない…教室だった。
 
…にしても、今の夢はリアルすぎる。

最後に思い出す、梓紗の切ない笑顔…何か気にかかった。
 
 
 
すると、ひょっこりと野澤が教室に入ってきた。
 
 
「お、真田!!まだいたの?…ちょっと、寄ってかね?」
 
 
 
野澤の提案でいつものファーストフード店へ。
 
さっきの夢なんか忘れて、野澤との談笑を楽しんだ。
 
 
 
 
「ちょ、真田…変なこと聞いていい?」
 
「何」
 
「梓紗とまだ付き合ってるよね?」
 
「……なんで、」
 
「まず」
「当たり前じゃん」
 
 
 
 
 



 
「アレ……誰、」
 
 
 
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
「…、マヂかよ」
 
 
 
そこには、楽しそうに笑う梓紗
 
 
 
 
そして、さっきのイトコの男とは違う誰か。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
俺は梓紗の元へ駆け寄った。
 
 
野澤は呼びとめなかった。
 
 
 
「おい、」
 
 
振り返った梓紗は青ざめた。
 
 
 
 
 
 
 
「どーいうこと?」
 
 
イトコ…
 
 
 
 
 
「…、ごめん」
 
 
じゃねーよな。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
夢なら良かったのに……、
 
 
 
梓紗の可愛い顔に一粒のキレイなモノが流れ落ちていった
 
 
 
 
 
 
 
これも夢じゃないのか?
 
 
 
 
 
俺は涙をこらえて言った、      
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ありがとう…好きだったよ、




梓紗の切ない笑顔は…、なかった








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