ドリーム小説
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「もう、翔太のばーか!!!」
「うっせえっ!アホ梓紗!」
ほら、またやってるよ。
付き合ってるのに、付き合う前のケンカの延長。
お互い本気じゃないのは分かってるし、
周りから見たら仲の良い象徴らしい…。
今だって教室だから、友達が笑顔で眺めてる。
でも…俺は、もっと恋人ぽいことしたいんだけど!!
「あーもう、翔太やだ!!」
「んだよ、それ!」
「もう、翔太ってホントにアタシ好きなの?!」
「…は?」
それ…今言うか?
2人でいるときに冗談で言うのは分かるよ?
そんなことを言えるほど仲の良いってことだし…
…今は言っちゃヤバいだろ…。
「…すいませんっ」
梓紗は教室を飛び出していった。
…え、
何で?
な、なんで出てくの!!
「ちょ、梓紗あ!」
1人、梓紗の仲の良い友達が前に出た。
いや…そーいうわけじゃないよ?
そーいうわけじゃないけど…
止めちゃったんだな。
…もう、止めちゃったからには行くしかないか。
「ちょっと捕獲してくる」
俺も教室を飛び出した。
俺が廊下に出た瞬間、教室からは歓声があがった。
俺は走った。
梓紗に「愛してる」を伝えるために。
あーもう、マヂどんな顔して教室に戻ればいんだよ…
梓紗のばーか
PR
この記事にコメントする