ドリーム小説
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「好きなんだけど、」
「…は?」
幼馴染の涼太に突然告白された…
夢を見た。
「アタシも!!」
バッと起き上がるとそこは…保健室か?
今の…もしかして声に出てた?
そーっとカーテンの外を見ると、先生は平然と何か書いている。
…良かった、声は出なかったみたい。
なんで…、寝てたんだろう。
ここに来た過程が分かんない。
「先生…、」
「あ、梓紗さん起きたー?」
「はい…あの、何で寝てたのか思い出せないんですけど…」
先生はどことなくニヤついていたように見えたのか気のせいか。
「まあ…それは、廊下にいる子に聞いた方がいーんじゃない?
…それより、体調はどう?大丈夫?」
「あ、はい、全然大丈夫です…ありがとうございました」
そう言ってアタシはカラカラと保健室のドアを開けて出た。
廊下にいる子?
……あ、
「何でいんの、」
「よお」
そこにいたのは紛れもなく宮舘涼太だった。
さっきあんな夢を見ただけあって…若干気まずい…。
アタシはいてもたってもいられなく、少し微笑んでその場を後に…
しようと思ったところで腕に違和感を覚える。
「逃げんなよ、」
「な、何がっ。別に逃げてないしっ」
「さっきのこと…、もう気にしなくていーから」
「…は?」
「…は、ってお前…」
「あのさ…何で保健室にいたかも分かんなかったんだ、アタシ。
さっきのことって…ごめん、何?」
「…は?!…お前、マヂかよ……、え、えー?…マヂ?」
「あのさ、逃げないから…さっきのこと、もっかい言ってくんない?」
「マヂで?」
「マヂで」
「気にしないで、て言ったのに?」
「うん」
「意味分かんねーから」
「いーからあっ!」
「す、好きなんだけど……て、言いました」
「アタシも…涼太好きだよ」
「嘘つけ、もう…」
「なんで嘘だと思うのっ」
「何か…もう1回言わせたのも…作戦なの、もう」
「違うってば!!」
後日、こっそり保健室の先生に聞いたところ、
「宮舘くんだっけ?あの男の子。
あの子があなたを抱いて保健室入ってきてねー…。
どうしたのって聞いたら「お、俺が告ったら倒れちゃって…」て、
すごい焦ったんだよ、ホントに」
だって。
嬉しすぎて…倒れたんじゃないかな、
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